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「知っていますかエコバック」　

婦人服の縫製が本業ですが、社長の鷲見辰美さんが独自で残布を使って、エコロジーバックを作っています。
　エコバックは大きさがＡ４サイズほど。マチを広く取ってあるため、ゆったりと物が入ります。持ち手にも工夫がされているうえ、開け口にはボタンがついているので留められます。「一昨年、江南市の同業者からエコバックの無料配布の話があって、わが社からも400個ほど商品を作って出しました。そのときの素材はカーテン地でしたが、当時から私自身、仕事で余った残布の使い道を考えていたところでしたので、これだと思いました」と社長。以来、仕事の合間に残布を使って作り始めるようになりました。
　「世間ではペットボトルを再利用してエコバックを作ったりしていますが、私はあくまでも残布にこだわっていきたい。不況で閉店する布問屋から出る布もそのままにしておけば処分されてしまうんですよ。まだまだ使えるのに処分するなんて間違っているでしょう？そんな布の新しい使い道として、エコバックを作り続けていきたいと思っているんです」
　自分たちが作ったエコバックを通じて、資源を大切にする気持ちが世間に広がっていけばと、考えています。